投資

デイトレ初心者が注意すべき点

皆さん、こんにちは。

しばらく間が空いてしまいましたが、久しぶりに投稿させて頂きます。

今回は、デイトレ初心者が注意すべき点について、私の実体験をもとに、解説します。

この記事を読んで頂ければ、デイトレ初心者が陥りがちなNG行為について知ることができ、

資金の損失を防ぐための方法を知ることができます。

最初から大きな資金を投入しないこと

デイトレを始めたばかりの方は、慣れるまで最小株数の100株で取引することを

おススメします。

株数が100株の場合、株価が1円動くごとに、損益が100円ずつ変わります。

例えば、株価1000円の個別銘柄を100株買うためには、資金が10万円必要になります。

株価が1000円→1005円に上がった場合、500円の含み益が得られます。

逆に、株価が1000円→995円に下がった場合は、500円の含み損となります。

※含み益、含み損とは、その時点での評価損益です。約定(株を売却)した時に、

 利益または損失が確定します。

株数が200株、500株、1000株…と増えるにつれて、利益と損失の金額も何倍にも

なります。

株数が増えると、それだけ損失のリスクが大きくなり、メンタル的にも不安になります。

また、儲けたい、損したくないという欲がより強く出やすくなり、損切りしづらく

なります。

例えば、株価が購入時よりも5円下がった時、100株なら500円の損失で済みますが、

1000株の場合は5000円の損失に膨れます。

この時、500円の損切りであれば許容できても、5000円の損失はなかなか受け入れづらい

と思います。

その結果、株価は下落し続けて損失金額が大きくなります。

購入前に損切りラインを決めておくこと

株を購入するときは、株価が上がることを期待すると思いますが、株価が下がった時の

想定もしておく必要があります。

もし事前に損切りラインを決めずに購入すると、いざ株価が下がった時に判断に迷いが

生じます。

その時になってから、「また株価が上がるかもしれない」、「損切りすべきか」と躊躇して

いる間に、株価がどんどん下落していき、損失が拡大していくことになります。

感情で判断せずに、あらかじめ利確と損切りのラインを決めたうえで購入して、

後は自分の決めたことを実行することが大切です。

値動きの幅が大きすぎる銘柄は避ける

デイトレには、値動きが大きい銘柄が向いていると言われます。

しかし、あまりにも値幅が大きいと、それだけ損失が拡大するリスクがあります。

特に、出来高ランキング上位の急騰銘柄やIPOなどは、初心者のうちは避けた方が良いと

思います。

私自身、急騰銘柄を取引した結果、大きな含み損(約4万円)を抱えることになりました。

それまでは、値幅の小さい銘柄で、コツコツと数百円~千円程度を稼げていたのに、

上記の急騰銘柄に、たった1回だけ手を出した結果、大きなマイナスになってしまいました。

初心者が陥りがちなコツコツ稼いでドカンと失うパターンです。

ナンピンの罠

ナンピンとは、所有している個別銘柄の株価が下がったときに、安い株価で追加購入する

ことで、平均取得単価を下げることです。

この方法を使えば、評価損をなくせる可能性があります。

例えば、個別銘柄を株価1000円で100株購入後、980円まで下落したとします。

このとき、評価損益は、2000円のマイナスになります。

ここで980円で100株追加購入すると、平均取得単価は990円(※)となります。

(※)…平均取得単価は、「取得価格 / 株数」で算出します。

   上記例では、(100株*1000円 + 100株*980円) / (100株 + 100株) = 980円

   となります。

もし株価が980円→990円に回復したら、評価損益は±0にすることができます。

しかし、ナンピンの注意点は、追加購入した株がさらに下落した場合、

評価損の金額が大きくなることです。

先程の例では、1000円→980円に株価下落後に、980円で100株追加購入しました。

もし、株価がさらに980円→970円に下落したケースを想定します。

上記の場合、評価損は以下の①、②の合計で-4000円になります。

①最初に1000円で購入した100株分 → -3000円

②追加で980円で購入した100株分 → -1000円

ナンピンは評価損を解消する方法としては有効ですが、その反面で評価損を増やしてしまう

リスクもあります。

また、「評価損が出てもナンピンすれば良い」という考えに陥り、損切りを避けるように

なります。

その結果、運よくナンピンで助かることもあるかもしれませんが、いつかは大きな含み損を

抱えることになります。

私の場合がまさにこのパターンに陥り、それまで連続で積み上げてきた含み益が

1回の取引だけで含み損に変わってしまうほどのものです。

もし損切りの判断ができていれば、トータルで含み損になることはなかったと思います。

今回の記事では、デイトレ初心者が陥りがちな失敗パターンについて、

私の実体験をもとに、ご紹介しました。

私自身、デイトレを実践してみて失敗から学べることもありました。

今後もデイトレは続けていく予定です。

長期投資や高配当株と比較すると、デイトレはリスクが大きく、資産をマイナスにする

可能性もあります。

よって、万人にお勧めできるものではありません。

もしこれからデイトレを始める方や初心者の方は、この記事でご紹介した失敗パターンに

陥らないように、くれぐれもご注意下さい。

今後とも、デイトレを実践した結果や学べたことなどをご紹介していく予定です。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。