今回は、見栄のための消費について、解説したいと思います。
見栄とは、他人から良く見られたい、他人よりも優位に立ちたい、といった欲望から
生み出される感情です。
例えば、収入に見合わないような高価なブランドのアクセサリーや服、高級車、家賃の高い
住宅に住むなどが挙げられます。
これらは、見栄のための消費であることが多いです。
主に、お金を掛けて、見た目や外観を着飾ることが特徴です。
私自身も当時は、無意識のうちに見栄を張っていたことがあり、お金が貯まったら高い服を
購入したいという欲が強かったです。
今思い返すと、当時は自信がなくて、高価な物を身に着けることで変われる(自信が持てる)
と思い込んでいました。
では、そうした見栄を張る人に対して、周りの人からはどのように見えるでしょうか?
一部には、お金持っていそう、オシャレ、カッコいいと思う人も居るかもしれません。
しかし、身近な人(友人や職場仲間、家族など)から見れば、その人がどれくらいの収入か
知っているので、無理して高価な物を買っていることを察して、あまり好印象は抱かないと
思います。(もし褒められたとしても、お世辞の可能性が高い)
そう考えると、必死でお金を貯めて高価な物を買ったのに、周りからは良い印象どころか、
マイナスな印象を受けることもあります。
ブランドのデザインが好きだったり、趣味で集めているのであれば、良いと思います。
しかし、他人から良く見られたいという目的であれば、非常にコスパの悪い投資です。
より良いモノ(最新機種や高い性能、品質、サービス)を求めること自体は、
良いと思います。
ただ、本当にそのモノが必要かどうかをよく考えることが大切です。
周りで流行っているから、最新だから、人気だから…といった理由で、周りに流される
のではなく、その商品を買うことで、どのようなメリットがあるのか、一度、冷静に考える
ことで無駄買いを防ぐことができます。
その他にも、以下の行動も見栄に当てはまります。
・(本当は行きたくない)飲み会の誘いを断れない。
・いつも後輩にご飯を奢ってしまう。
・美容に対して、必要以上にお金を掛けすぎる。
・できる自信がないのに、できますと言ってしまう。
それでは、見栄を張らないように生活するには、どうすれば良いでしょうか。
それは、周りの目を気にしないことです。
もちろん、周りへの配慮は最低限必要ですが、周りから自分がどう思われているか、
過度に気にする必要はありません。
過去の記事では、ミニマムな生活において、無駄なモノを減らして、必要最低限だけで
暮らすことをお伝えしてきました。
考え方についても同様で、見栄という無駄な考えを削ぎ落として、自分にとって本当に必要
なことを見極めることが大切です。
そうすれば、余計なストレスが減り、見栄のための消費も抑えることができます。
今回は、見栄のための消費について解説させて頂きました。
この記事を通じて、見栄の考え方について、少しでも興味を持って頂けたら幸いです。
長くなりましたが、ここまで記事を読んで下さり、ありがとうございました。